AWHB 03-049
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【絵に描けば解かるシリーズ 1】


小学校4年生に「方程式」を理解させるためには

<はじめに>

小学校の学習指導要領には方程式は登場しません。中学校1年生で一次方程式を習うのですから、当然のことです。しかし、世の中には、先取り学習を小学生にさせて、「うちの教室では、方程式を教えているんですよ」と言って憚らない塾がいくつも存在しています。

早い時期から、XやYを教えて、「数字と記号だけで算数を解こうとする」くせを付けると、イメージをする力は育たないので、当研究会ではお勧めしていません。



問題 (筑波大附属駒場)

ある数を5倍して5を加えるのに、まちがって、先に5を加えてから5倍したので、結果は正しい答えの2倍になってしまいました。ある数はいくつでしたか。

<解説>
この例題を、「カニ先生式」と、「一次方程式」の2通りで解いてみました。
左右を比較してみてください。


ご理解いただけたでしょうか・・・結局左右は全く同じ意味なんです。

方程式は、「=」記号の左右に「数式」を配置していますが、カニ先生式では、上下に「比較の対象」を配置しています。幅が同じなので、大きさが等しいことを直感で理解できるので、私は上下に置いています。

絵でするすると描けるものを、敢えて「方程式」を持ち出す必要などありません。
○を描く時間と手間が惜しければ、「5♪」と書いても構いませんし、慣れれば、線も省略できるようになるでしょう。それはそれで構わないと思います。

しかし、入試の現場であっても、絵図で考えることは有効な手法です。入試は、答えを導くための思考力が備わっているかで合否が分かれるのです。


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