どんぐり倶楽部オンライン通信 【2021年10月増刊号】

2021/10/17 (Sun) 10:00
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考える力・絶対学力を育てる
=どんぐり倶楽部オンライン通信=
どんぐり教育研究会発行 (カニ先生)
2021/10/17
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柿の実の色づく季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
温度差の激しい時期なので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

◆当会では3日に一度ぐらいの頻度で、「答えはおまけとわかっていても、子どもが絵を描かなかったり、集中していなかったりするとイライラしてしまいます」という内容のご相談をいただきます。

これは私たち親世代が受けた教育が「正解主義」に偏っているせいもあり、「子どもが答えを出せないとイライラする」のは、いたって普通の反応だと思います。

どんぐり子育てをスタートして数か月から数年(個人差はあります)の間は、「ま、いいか」と自分を許してあげることも大事です。(ま、いいかというのは、女優の綾瀬はるかさんの口癖だそうです。私も最近使わせていただいております。気持ちが楽になる気がします)

◆コロナ禍で将来が不安なこの時期は、「わが子の学歴・就職・食事のマナー」など、様々なことが気になり、「いろいろなことができる子にしなければ」と必死になってしまう親御さんのお気持ちは私にもよく分かります。

当会では、「どうしても子どもにイライラしてしまう」というお悩みをお持ちの方には、「科学的にイライラ・怒りを手放す 神子育て」(星渉・朝日新聞出版)という本をおすすめしております。

この本は「アエラウィズキッズ」(朝日新聞出版)で企画された「科学的に子育てのイライラを解決する」をテーマに、実際に子育て中のママを集めて3か月実践し、その結果を追跡取材した(成果があった)「神子育て講座」の内容を、そのまま記載したものです。

各講座には、「ママが幸せになる感謝のワーク」「相手の気持ちになれるエンプティチェア」など、具体的なワークが多数紹介されています。

例えば「エンプティチェア(からの椅子)」は、まず「自分の椅子」に座って、自分の気持ちや不満、不安など何でも吐き出します。次に「別の椅子」に座って、想像した「子ども」の気持ちや不満、不安などを考えてみるというワークです。(これは、心理カウンセリングで使われるワークでもあります)

「エンプティチェア」は、私もご相談を受けた方には、お電話でお伝えしているワークです。
一度なさってみると、「子どもの視点」にたって考えを巡らせることができ、何らかの気づきを得られるのではないかと思います。

興味のある方は、本屋さんで内容を確認なさってみてください。

◆「秋の特別企画!抽選で当たる「こども六法ネクスト 悩み相談クエストキャンペーン」を実施しています。併せて14周年キャンペーンも、引き続き継続中です。

◆下記の「新教材」を販売中です。

学校で「九九」を機械的に暗記して覚えると、翌年には「さっぱり忘れている」という親御さんからのお話をよく頂きます。是非二つの教材をご利用いただき、無理無駄のない「計算の練習」にお役立てください。

『九九れんしゅう帳』・『かけ算・わり算練習帳』・『三角視算表』セット(2年生から)

『いじわるスズメの計算練習帳』(4年生から6年生、中学受験生)

「わからん帳の作り方」ですが、低学年のお子さんは「わからん帳」用のクロッキー帳に間違えた問題のみを貼りつけます。その際、「ドリルが2冊あれば、簡単にできるのに…」というお声をいただいておりましたので、この度「2冊セット特価」版の販売を開始しました。ドリルの2冊目は半額にさせていただきました。

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【今日のもくじ】
◇〔1〕子どもが勉強好きになる子育てとは(その128)
◇〔2〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~6年生)を販売中です。

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◇〔1〕子どもが勉強好きになる子育てとは(その128)
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■この1年ほどコロナ禍により「人と話す機会が減っている」母の声帯が衰えないように、定期的に決まった時間に電話をかけておしゃべりをしています。

先日「私の乳幼児期はどんな子育てをしていたの?」という内容のことを母に話してもらいました。返ってきた答えは実にシンプルでした。

1.1歳になる前から、絵本にさわらせる。大きな字の絵本をゆっくり読んであげる
大きな字の絵本というのは、例えば「きんぎょが にげた」(五味太郎 福音館書店)のような絵本だと思われます。
2.公園につれだして、好きなように遊ばせる(冒険の毎日ね!)
3.わが子であっても「小さなお友達」のように接する
4.電車に乗ったときなど、時間があれば「曇った窓ガラスに大きくかいて、少しずつ字の読み方などを教える」(楽しく、楽しくがポイント!)
5.一緒にいるときは、お話をして言葉を教える
(物語をつくる才能はないので、目にみえるものを何でも思いつくままに話しかけていた)
6.規則正しい生活と、健康な身体をつくる食事には気をつける

■私はこれまで、乳幼児期の子育てについて、多大なエネルギーを使って専門家の本や資料を集めてきました。しかし母はどんぐりの子育てに近いことを自分の判断で行っていたということです。(もともと、動物や植物を育てるのが好きなタイプなので、そこから何かを学んでいたのかもしれません)

どんぐりの子育てで強調されている「快回路」「満足回路」「納得回路」も、「自由に公園で遊ばせるだけ」で、「ある程度満たすことができていた」のではないかと思います。(次は何をやろうかな、やってみた、満足・納得の繰り返しだった)

習い事は、自分から「やりたい」といったピアノを4歳からスタートし、これは中学2年まで続きました。母がさせたがった習字も空手も、私から「辞めたい」と言って、半年で辞めました。(その後、カンフーハッスルという映画を見て、格闘技系はしておきたかったと後悔しましたが)

■ある親御さんからお電話で「どんぐりの子育て?あれは難しいよね」と周囲のママ友さん達が声をそろえておっしゃっていると伺ったことがあります。

しかし、「絵本の読み聞かせ」「丁寧に話しかける」「規則正しい生活」ぐらいで、特に難しいことはないのです。「公園で遊ばせる」のも、「自由に好きなことをしているのを、親は見守るだけのスタンス」でいいのです。

親御さんが「いろいろな習い事をさせてあげるのが子どもの将来に役に立つ」「今させなければ間に合わない」という考えを変えさえすれば、「どんぐり的子育て」は、全く難しくありません。むしろ「させなければ」というプレッシャーから解放されて、かなり楽になるのではないかと思います。(守らなければならない小さな命を預かっているストレスを吐き出す場と、何でも相談できる場は必要です)

私が母の話を聞いて思い出したのは、「わが子を他の子と比較しない母」だったことです。私は幼稚園では、男の子と一緒に木登りをし、チャンバラごっこをしている変な女の子でしたが、「ま、いいか」と大目にみてくれていました。

■どんぐり問題の取り組みも、「ほかの子が描く絵と比較しない」「大人になれば誰でも理解できることは、あせらない」「子どもの楽しいお絵かきタイム&親とのコミュニケーションタイム」(プラス算数がちょっと)という感覚で取り組めば、全く難しくありません。

「1日1行、絵にできるだけでも十分」
「お話が脱線して、どんどん本筋からずれていってもOK」
なのが、どんぐり問題の「年長から1年生問題」の正しい取り組み方です。

たとえば、どんぐり問題に次のような問題があります。

「きんぎょさんは 1にちに 4このゆめを みることができるそうです。ありさんは
1にちに 3このゆめしか みることができません。では、1しゅうかんでは どちらが
なんこ おおく ゆめを みるでしょう。」(0MX17 こたえ きんぎょさんが 7こおおく ゆめを みる)

■実はどんぐりの年長さん問題は、「親御さんのための言葉の教科書」でもあるのです。この問題の中にも「1日に」「できるそうです」「●●しか」「●●することができません」「では」「1しゅうかんでは」「どちらが何個」「多く●●する」など、重要な言葉がふくまれています。

このような言葉を親御さんが積極的に日常生活の中で繰り返し使って、「日本語を丁寧に学ぶ」ことが重要なのです。(将来のお子さんの読解力、コミュニケーション能力を伸ばすことにもなります)

「問われていることには正確に答える」重要性も学ぶことができます。
(この問題では、どちらが何個 多く夢をみますか?と問われているので、それにあわせて答えを考えます)

(次回に続く)

編集後記 *************

現在の小学校で行われている算数教育は、「掛け算、わり算もできればいい」「できるけど、意味が分からないのですぐに忘れる」「解き方の手順だけを覚えて正解にたどりつくこと」に意識が向いているお子さんを量産しています。

当会の新教材「計算問題の手引き」は、「6年間で習う計算問題をすべて網羅し、つまずいたときは、分かるところまで何度でも戻れる教材」でありたい。
「4年生までは『読みあげ式』を採用することで、お子さんが声を出して五感を使って学べる教材」でありたい、そのような意図のもとに、作成いたしました。

■実は、「じっくりゆっくり」「本質的な理解」をすることは、遠回りのようではありますが、忘れることがないので長い目でみれば一番お得なのです。

この教材と、「九九・かけざん・わりざん・三角視算表」をセットでお使いになると、さらに相乗効果が期待できると思います。

初回印刷分の在庫も残り少なくなってきました。気になる方はお早めにご検討くださいますようお願い申し上げます。

《編集部からのお知らせ》
冊子「単位の知識」のプレゼントを実施しています。発行以来「身近にあるものを使って長さや体積を身に付けることができるので、親子でスッと腑に落ちました」とのお声も頂いています。親子で読んで、単位に関する知識と体験を身に付けましょう。

全12ページにわたる冊子の内容の一部を紹介しますと、
[1mmとは] 50円硬貨と1円硬貨を重ね合わせてみると、わずかに50円硬貨が大きい。その差が1mmです。
[1立方メートルとは] ニトリの布団袋3個分とほぼ同じです。
詳しくは、こちらからどうぞ。

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◇〔2〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~6年生)を販売中です。
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ご質問やご相談はメールにて24時間受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。
※次号は11月1日(月曜日)に配信予定です。