どんぐり倶楽部オンライン通信 【2022年6月号】

2022/06/01 (Wed) 10:00
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考える力・絶対学力を育てる
=どんぐり倶楽部オンライン通信=
どんぐり教育研究会発行 (カニ先生)
2022/06/01
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆今日から6月です。私は暑さに弱いので、今年も「はだし健康法」をスタートしました。
はだしにサンダルで、早朝に鳥の鳴き声をききながら公園を歩くと風が心地よく、気分が落ち着きます。温度差も激しく体調を崩しやすい時期なので、皆さまもくれぐれご自愛ください。

昨年末より、LINEに続き、インスタグラムも始めました。(どんぐりに関する分かりやすいQ&Aが好評です。ぜひ当会のホームページをチェックなさってみてください)

◆「イラスト・図解でわかる 災害を生き延びる!都市型サバイバル」(川口拓・イーストプレス)という本を読みました。

内閣府の中央防災会議(全閣僚と専門家たちで構成される権威ある防災組織)がまとめた、「都市を災害(地震・火災・水害など)がおそったときのリスク」は30以上もあります。

ロシアによるウクライナ侵攻により、「他国から攻撃を受けるリスク」まで、マスコミで議論されるようになりました。いったいどうすればいいのか、と頭を抱えたくなります。

◆この本によれば、「一つ一つのリスクに対していちいち対策をたてる必要はなく」「サバイバルには普遍的な原則があり」「原則を知っていれば、どんなリスクにも対応しやすくなる」のだそうです。

私にとって、目からウロコだったのが、「3の法則」です。

1.呼吸ができない状態で人間が生きられる時間は3分間
2.水分補給ができない状態で人間が生きられる時間は3日間
3.食料補給のできない状態で人間が生きられる時間は3週間

要するに「人間は食べなくても3週間は死なない」ということです。

この本には、「食料なしでも3週間は死なない」という知識を持っておくだけでも大きな意味がある、と書かれています。「パニック」に陥ることなく、精神的に「今なすべきことを考える」余裕が生まれるからです。

災害時、最もよくないことは「パニック」になることです。「立ち止まり、頭を落ち着かせ、おかれている状況を把握し、生きるための行動を開始する」これが危機に襲われた時の基本となります。

(生きるための行動についても、ケース別に詳しく書かれています。食べることのできる草の紹介もありましたので、今度田舎に行ったとき探してみようと思います)

気になる方は、本屋さんで内容をチェックしてみることをおすすめします。

■当会のホームページをリニューアルしました。(セキュリティを強化し、スマホからでも読みやすくなりました)今回、サイトのアドレスも変わっていますので、ブックマークを変更していただければ幸いです。

■事務所移転のため、しばらくお休みしておりましたが、指導者養成講座の新規受付を5月より再開しております。

■当会のLINE公式アカウントをお使いになった結果、「質問がとっても簡単になりました」とのお声をいただきました。
(当会のホームページ冒頭のQRコードからも簡単に登録ができます)
不定期ですが、メルマガで公開していない情報も発信する予定です。

◆下記の「家庭学習サポート教材」を販売中です。

『計算問題の手引き(改訂版)』(小学校1~6年生までに対応、家庭学習の補助教材として使えます)※この「改訂版」は「初版」にあった誤植をすべて訂正しています。

『九九れんしゅう帳』・『かけ算・わり算練習帳』・『三角視算表』セット(2年生から)

学校で「九九」を機械的に暗記して覚えると、翌年には「さっぱり忘れている」という親御さんからのお話をよく頂きます。ぜひこの教材をご利用いただき、無理無駄のない計算の練習にお役立てください。

『いじわるスズメの計算練習帳』(4年生から6年生、中学受験生)

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【今日のもくじ】
◇〔1〕子どもが勉強好きになる子育てとは(その142)
◇〔2〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~6年生)を販売中です。

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◇〔1〕子どもが勉強好きになる子育てとは(その142)
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■最近、「なぜ日本の若者は自立できないのか」(岡田尊司・小学館)という本を、読み返す機会がありました。岡田先生は、臨床経験豊富な精神科医です。

この本は、「高学歴エリートで大学院まで行ったけれど、社会生活でつまずいた」などのケースをあげながら、「日本の画一的な学校教育の問題点」を鋭く指摘しています。

岡田先生によれば、「人間には生まれ持った認知特性」があり、その「特性」をいかした「学習法」や「子ども時代の育て方」「向いている仕事」があるそうです。

認知特性とは、

1.「視覚空間型」(目で見て、瞬間的に処理するのが得意なタイプ・行動的で、行動することで学ぶことに向いている)

2.「聴覚言語型」(聞いて、理解することが得意なタイプ・講義形式の授業に向いている)
(抽象的な内容でも具体例を説明すると、ぐっと身近に感じて興味を持つ。これは視覚空間型と共通する)

3.「視覚言語型」(文字を読んで、理解することが得意なタイプ・抽象的な文章を理解するのに向いている。会話は苦手で、特に「自由に話してください」と言われると困ってしまう。一度に一つのことしかできない)

それに対して、視覚空間型や聴覚言語型は、「複数の情報を並列して処理するにも強い」という傾向がみられるそうです。

■例えば、私の場合「聴覚言語型」で、「人の話を聞いて覚えるのが得意」な半面、「音楽が流れていると、そっちに気を取られて集中できない」ことを自覚しています。

「聴覚言語型」は、共感力が高い一方で、「相手の主張に耳を傾けすぎる」「受動的」「断るのが苦手」という傾向があり、小さい頃から「自分の気持ちや意思をしっかり話す練習をつむこと」が大事だそうです。

その他のタイプについても「向き不向き」「適した仕事」があります。今日本で行われている学校教育で、最も配慮されていないのは「視覚空間型」のお子さんです。

(しかし、どんぐりがあれば、家庭学習でそれを補うことができると感じています)

■岡田先生は、すべてのタイプに共通することとして、社会人として「自立する段階」になってもつまずかないために必要なのは「統合機能」であると分析されています。

それを高めるための有効な方法として、

1.視覚的情報と聴覚的情報、と言った違ったモードの情報処理を同時に使うこと
2.ブランコやボール遊び、鬼ごっこといった子どもの頃の遊びをたくさん行うこと
3.聞きながら書く、会話する(聞きながら話す)、書きながら説明するなどの学習をとりいれること
を、お勧めなさっています。(これは計算、漢字の徹底反復とは真逆といえます)

■当会は、お電話やLINEでご質問やご相談を毎日いただいています。

「他のお子さんはイメージ豊かな絵を描くのに、うちの子はシンプルな絵しか描きません」
(聴覚言語タイプは、立体的な絵を描くのは苦手です)

「うちの子は学校で行われる授業の、ふりかえりが苦手です」
などその内容は様々です。

その中で毎回のように「他のお子さんと比べない方がいい」ということをお伝えしますが、
一人一人認知特性が異なるため、「比べることに意味はない」と、感じているからです。

(実は岡田先生の認知特性に関する分析を、親御さんへのアドバイスに入れ込んでおります)

■「どんぐりの学習法」は、岡田先生のおすすめと合致していますし、「一度で聞き取る覚悟を育てる」「言葉を映像におきかえる練習をする」「親子の会話を重視する」など、「どんな特性の子にとっても、自立して社会人になるために必要な学習法」だと感じています。

私のように「聴覚優位」の子は、「自分で決める力」が弱いので、「慣れてきたら、自分でどんぐり問題を選ばせる」など、その子にあわせた調整をすると、さらにお子さんの将来に役立つのではないかと思います。

■「どんぐり問題の取り組みは難しい」と思われる方は多いと思いますが、「お子さんの統合機能をきたえるもの」と考えると、「正解不正解は気にせず」「親子で楽しく取り組めるように」なるのではないかと感じています。

「統合機能をきたえる」のは、大人になってからでは、非常に難しいのです。

どんぐりのサンプル問題はこちらからどうぞ。

(次回に続く)

《編集部からのお知らせ》
メルマガを読まれた方から、「絵本の読み聞かせはゼロ歳からスタートしていいと知り、一番下の赤ちゃんに読み聞かせをスタートしました」などの感想をいただきました。
「自然体験と絵本の読み聞かせ」は、学力のもとである「原型イメージ」(理解力の基礎となる体験的に入力された言葉とイメージ)と、知的好奇心を育てます。

就学前のお子さんの「絵本の読み聞かせ」に関する資料などは、当会の教材のご購入者様に限り、郵送で送らせていただきます。その資料を使って、お住いの地域で勉強会などを開くこともできます。ぜひ、周囲のママ友にも、「人間の脳の成長の仕組みにそった子育てと教育」の具体的な方法をご紹介してください。(価値観があわない場合は、無理強いはできませんが、興味を持たれる方はいらっしゃると思います)

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◇〔2〕どんぐり問題への取り組みをサポートする『学習の手引き』(年長さん~6年生)を販売中です。
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ご質問やご相談はメールにて24時間受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。
※次号は7月4日(月曜日)に配信予定です。